金融

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グローバルな視点から見た為替と不動産の関係

 アベノミクスで円安が進んでいますが日本にとって円高がいいのか、円安がいいのかは複雑な問題です。円安になれば輸入価格が高くなり、輸入インフレによる物価上昇を招くというデメリットがあります。その反面、外国人旅行者が日本を訪れやすくなったり、日本の資産に投資しやすくなったりします。  円高・円安にはそれぞれ一長一短がありますのでこの記事では触れずに、為替レートが変動する要因をふまえて、為替レートと不動 […]

不動産投資の前に知っておくべき不動産価格推移のメカニズム

不動産価格の推移  不動産の価格が、そもそもどのように変化するのか、確認していきましょう。 図1は日本の不動産サイクルを時系列グラフで表したものです。日本不動産研究所が調査している市街地価格指数(住宅)の前年伸び率(青のライン)をHPフィルター という手法によってサイクル(緑のライン)とトレンド(赤のライン)に分離したグラフです。  トレンドラインとは大きな趨勢のことで、新興国や途上国では不動産の […]

住宅市況を減速させる「利上げ」もお構いなし?堅調に推移する米国不動産市況

米国経済は堅調でゆるやかな景気回復局面へ  米国不動産市況について具体的に触れる前に、まず、現時点の経済状況を見ていきたい。  2014年12月5日、ついに1ドル121円を超える円安となった。実に7年4か月ぶりの円安水準である。1ドル120円を超えて121円まで円安が進行した背景には、12月5日に発表された米国雇用統計の影響が大きい。2014年12月5日の日本経済新聞は、米雇用統計(11月)におけ […]

物流業界の拡大で伸びしろ大きい『物流系REIT』…注目の理由は”安定性”

安定性が「物流系REIT」の最大の魅力  複数の投資家から調達した資金をもとに利益・配当を生み出すREITの中でも、物流センターや倉庫といった物流施設を対象にした「物流系REIT」へ関心を示す投資家が増加している。関心が高まっている背景としてよく言われているのが、コンビニを代表とする小売業やネット通販の取り扱い荷物増加による物流業界の拡大だ。市場そのもの拡大に加え、近年のネット通販の翌日着サービス […]

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