総務省のデータによると、人口100万人以上の都市は東京都特別区部を含めて12市あります。
Gate.では広く不動産情報を収集しております。今回は、コンクリート造のマンションで、最寄り駅から徒歩15分以内、築20年以内の物件に絞り、2018年2月までのデータで1Kと1LDKの家賃相場をまとめました。
1Kは専有面積25㎡、1LDKは45㎡の物件として共益費込みの賃料としています。
賃料水準は幅で示しています。その市に10の物件があるとき、概ね7つの物件の賃料が収まる範囲を示しています。標準的な物件は概ねこの範囲に収まりますが、物件や近隣環境などの個別要因によっては範囲から外れることもあります。
100万都市の1K賃料相場
東京特別区(23区)は別格に高く、以降は川崎市、横浜市と東京に近い市が続きます。横浜市と大阪市の間はギャップがあり、大阪市から名古屋市までの差は小幅に留まります。札幌市は人口195万人と福岡市や神戸市よりも大きいのですが、賃料は最も低くなっています。
100万都市の1LDK賃料相場
1Kと1LDKの部屋で特徴的なのは仙台市と名古屋市の順位です。わずかな差ですが、1Kでは仙台市のほうが高く、1LDKでは名古屋市のほうが高くなって順位が入れ替わっています。
100万都市の人口と賃料水準
東京特別区(23区)を除く11市の賃料と人口の関係です。賃料は弊社が推計した月額賃料、人口は総務省の「日本統計年鑑 平成28年」にもとづきます。
1K(25㎡)
1LDK(45㎡)
不動産の価値と人口動態は関係しています。魅力的な都市には人が集まり、魅力の乏しい都市からは人口が流出します。人口減少を向かえる日本では、不動産の活用や不動産投資で、これまで以上にデータによる投資判断が重要になってきます。
Gate.Channelでは今後もデータ分析にもとづく投資情報をお届けします。
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