シェアハウスでもショートステイは増えている
一方で、サービスアパートメントとは別に、自然発生的に増えているショートステイニーズもある。それがシェアハウスを活用した滞在だ。元々シェアハウスは、家賃も安く、家具も備え付けの案件が多いため、短期滞在者にとって都合が良い。都内のシェアハウスは地方から上京してショートステイする人達の受け皿になっており、地方の大学生の就職活動や首都圏でのネットワーク作りに活かされている。就活生は企業説明会や面接などで上京する機会も多く、都内であればこのような需要を取り込むことも可能なのだ。またシェアハウスの契約形態も、ほとんどが短期の定期借家契約であるため、サービスアパートメントに類似している。
新たな空室対策として注目されている
このような動きの中、空家を長期旅行者向けに貸し出すオーナーも増え始めている。賃料単価も住宅以上ホテル未満で設定できるため、高収益が期待できるだろう。外国人旅行者や地方からの上京者からのニーズを上手にくみ取れば、空家を有効に活用することは可能だ。また、住宅をショートステイ用に変えるのに、新たな設備投資も特に必要ない。
旅館業に該当しないように注意が必要
