第4回目となる今回はアメリカのリフォームマッチングサイトhouzzを見ていきます。
houzzは2009年にカリフォルニアのパロアルトで設立された会社で、すでに日本にも進出を果たした今急成長しているベンチャー企業です。すでにシリーズDの調達を終え、時価総額2500億円と評価されています。
ビジネスモデルとしては、設計会社とリフォーム希望者のマッチングをサポートし、業者から斡旋手数料をもらうというものです。
設計会社の過去の実績を写真によってわかりやすく伝えることで円滑なマッチングを実現しています。
それではさっそくサイトを見ていきます。
houzzのサイト構成と使用感
こちらがhouzzのトップ画面です。
「写真」や「プロを探す」というように項目が分かれていますが、基本的にトップページにも表示されているこうした写真で素敵なデザインを探すことになります。
トップページの写真は様々なカテゴリーを代表するものが表示されています。そこから自分の気に入ったカテゴリーをどんどん追加することができます。
ためしにトラディショナルを追加してみますと、このようにトラディショナルにあったイメージを写真でわかりやすく伝えてくれます。
次に「プロを探す」を見てみます。
過去の施工実績からそこの会社はちゃんと信頼できる所かどうかを確認できる他、レヴューも見ることができるため、リフォームを検討している人にとって非常にわかりやすいです。
houzzはなぜ伸びたのか
houzzは現在2500万人の利用者数を抱えていますが、この成功の最大の理由はコミュニティづくりです。
コミュニティではディスカッションを通してデザインのアイディア等を相談することができます。
たとえばこんな形です。
相談内容が書いてありまして、誰かがそれに応えています。
さらにもう一つ特徴を紹介しておくと、インテリアの販売があります。
部屋のイメージに合わせて商品も買えるということですね。
こういったリフォーム以外の販売でも収益を稼いでいます。
日本のリフォーム産業にも期待
以上ここまでアメリカのhouzzを見てきましたが、日本ではイエモ(現在サービス停止中)さんが近いことをやっていると思います。実際イエモさんに関してもhouzzを意識したサイト構成になっています。
日本のリフォーム産業はこれからどんどん伸びていくと思いますので、注目していきたいと思います。