3ヶ月先予測を開始
リーウェイズ株式会社(以下、当社)は、不動産価格指数の3ヶ月先を予測するサービスを開始します。
「不動研住宅価格指数」を対象に、1ヶ月先から3ヶ月先までの指数値を予測します。
不動研住宅価格指数は、株式会社東京証券取引所の「東証住宅価格指数」を引き継ぐもので、東日本不動産流通機構より提供された首都圏既存マンション(中古マンション)の成約価格情報を活用し、同一物件の価格変化に基づいて算出された指数です。
先物を予測するため「リーウェイズ指数」
不動研住宅価格指数を予測するために、当社独自の「リーウェイズ指数」を用います。
リーウェイズ指数は、過去から蓄積した膨大なデータをもとに賃料とキャップレートをそれぞれ推計し、収益還元法でモデル物件(東京都・70㎡)の価値を算出したものです。
将来予測の方法
リーウェイズ指数は算出タイミングが早いのが利点です。不動研住宅価格指数の9月分が公表される時点では、リーウェイズ指数は10月分まで算出できます。また、収益還元法であることから比較的安定した推移となっています。
算出が早い利点と安定した特性を生かして、リーウェイズ指数の過去6ヶ月のトレンドから「不動研住宅価格指数」の将来3か月分を予測します。
参考図:リーウェイズ指数の推移
9月値にもとづく将来予測値
2017年11月28日に公表された「不動研住宅価格指数」の9月値は96.64でした。それをもとに当社で推計した予測値は以下の通りです。
10月の予測値:96.68
11月の予測値:96.72
12月の予測値:96.76
今後3ヶ月は横ばいでの推移が見込まれます。
将来予測の信頼性
2010年1月から2017年8月の実績値を対象にしたバックテストにおける決定係数は、3ヶ月先でも95%を超えるものでした。
1ヶ月先:98.2%
2ヶ月先:96.4%
3ヶ月先:95.1%
今後、当社では定期的に「不動研住宅価格指数」を対象に、1ヶ月先から3ヶ月先までの予測値を公表していきます。