100万都市の経年による賃料低下

2016年の総務省のデータによると、都市別で人口100万人以上の都市は、東京都特別区部を含めて12市あります。

東京区部の他は、人口の多い順に横浜市、大阪市、名古屋市、札幌市、福岡市、神戸市、川崎市、京都市、さいたま市、広島市、仙台市です。

Gate.では広く不動産情報を収集しております。今回は、2018年2月までのデータに基づき、コンクリート造のマンションで築年ごとの賃料水準をまとめました。モデル物件として単身向けの1K、専有面積25㎡の物件として共益費込みの賃料としています。

賃料水準は幅で示しています。その市に10の物件があるとき、概ね7つの物件の賃料が収まる範囲を示しています。標準的な物件は概ねこの範囲に収まりますが、物件や近隣環境などの個別要因によっては範囲から外れることもあります。

川崎市と横浜市の経年による賃料低下

縦軸は月額の賃料、横軸は築年数を表しています。川崎市と横浜市は賃料の水準、経年による賃料低下とも、似たような動きとなっています。

大阪市とさいたま市の経年による賃料低下

大阪市は築20年を越えたあたりから賃料低下が進みます。さいたま市も築20年を超えたところから賃料低下が大きくなります。なお、さいたま市は築20年くらいまでは比較的賃料の低下が緩やかな傾向が見られます。

神戸市と京都市の経年による賃料低下

神戸市と京都市は賃料の水準、経年による賃料低下とも似たような動きとなっています。築15年までは神戸市のほうがやや高い傾向がありますが、築30年を越えるあたりから京都市のほうがやや高くなります。ただし、その差はそれほど大きくありません。

仙台市と名古屋市の経年による賃料低下

仙台市と名古屋市の比較は興味深い結果です。仙台市では、築30年を越えるあたりから賃料の低下はあまり見られません。一方、名古屋市は経年の影響を受けやすい地域と言えそうです。

福岡市と広島市の経年による賃料低下

福岡市と広島市は、賃料の水準、経年による賃料低下とも似たような動きです。ただし、築40年あたりの築古では、福岡市は下げ止まりの傾向があることから、広島市のほうがやや低い水準となっています。

札幌市の経年による賃料低下

札幌市は他の市とは違って、築浅と築古の差があまり見られません。築年数の影響は少なく、比較的安定した賃料推移と言えます。

不動産の価値と都市の特性は関係しています。それぞれのエリアにはそれぞれの特性があり、エリアの特徴を詳細に調べることも必要ですし、他のエリアとの比較による俯瞰的な見方も必要です。「不動産テック」という言葉に見られる人工知能の進展は、大量のデータ分析によって不動産を詳細かつ広範囲に調査することができます。

Gate.Channelでは今後もデータ分析にもとづく投資情報をお届けします。

賢い不動産投資を始めよう

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2018年3月15日 9:30 AM カテゴリー: おすすめ, 投資分析

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