はじめに
一般的に投資不動産を販売する不動産営業マンのノウハウとして「勘・経験・度胸」の大事な3つがあるといわれています。しかし、投資不動産を購入するかどうかは、営業マンの熱意や勘に左右されることなく全て数字に基づいた然るべき判断基準で判断するべきです。
不動産投資で失敗する大きな原因は、「分析不足」と「知識不足」にあります。
投資を始める前に身に着けておきたい、不動産投資の基礎知識を動画で分かりやすくお伝えします。
税引前キャッシュフロー(BTCF)とは
税引前キャッシュフロー(BTCF)とは 、運営純収益(NOI)からローン返済額( ADS )を控除して計算されます。税金を支払う前の手残り額のことです。
税金(TAX)とは
納税額とは、不動産の所得に応じて発生する所得税・住民税のことです。給与所得と不動産所得を合わせた総合所得に対して計算される税額と、給与所得のみで計算される税額との差を、不動産によって生じる税額として算出しています。
所得税(個人所得税)は他の所得と合わせた総合課税ですので、課税される所得金額に応じて税率が決まります。(参考:国税庁 総合課税制度)
住民税(個人住民税)には所得割と均等割があります。
所得割の標準税率は区市町村民税6%、道府県民税・都民税4%で、合計10%となります。均等割は年額5,000円です。(参考:総務省 個人住民税)
税引後キャッシュフロー(ATCF)とは
税引前キャッシュフロー(BTCF)から納税額を控除した税引き後の手残り額です。
ポイント
税引前キャッシュフロー(BTCF)では利益があるように見えても、税金を引くと実際に手元に残る金額が少なくなることがあるので注意が必要です。
所得税率は課税所得によって変わりますので、税率を下げて納税額を抑える工夫をするといいでしょう。
税引後キャッシュフローは(ATCF)を蓄積していき、次の物件購入のために使用することをおすすめします。


