オシャレで若者に人気のまち『三軒茶屋』

オシャレで若者に人気のまち『三軒茶屋』

借家数(供給)、人口(需要)ともに伸びる世田谷区

 世田谷区は東京23区のなかで大田区に次いで面積が大きく、人口・世帯数はともに1位を誇ります。今回取り上げた「三軒茶屋」をはじめ「下北沢」「二子玉川」「成城学園」などの人気駅が多く、ブランド私鉄路線(京王・小田急・東急)が区内を横断していることが、その最大の要因と言えます。

 住宅・土地統計調査「借家数の変化」によると、2008年から5年の間に23区全体で約190千戸の賃貸物件が増え、同調査による「空き家の変化」を見ると、空き家数も5年の間で全体的に増えています。世田谷区を見てみると、供給にあたる借家数は5年の間に約7.9%減っているのに対し、空き家数は約38.3%増えています。賃貸住宅の供給が高まるなかで、いかに居住者のニーズを 捕まえるかが求められるエリアといえます。

 

居住世帯のある借家数の変化

  2008年 2013年 増減 増減率(%)
23区全体 2,092,880 2,283,620 190,740 9.1
世田谷区 233,480 214,940 ▲ 18,540 ▲ 7.9
杉並区 151,240 156,840 5,600 3.7
渋谷区 55,950 61,220 5,270 9.4
目黒区 56,140 64,380 8,240 14.7


空き家となっている賃貸住宅数の変化

  2008年 2013年 増減 増減率(%)
23区全体 354,660 425,300 70,640 19.9
世田谷区 22,320 30,870 8,550 38.3
杉並区 22,270 26,680 4,410 19.8
渋谷区 9,620 13,590 3,970 41.3
目黒区 21,860 11,250 -10,610 -48.5

 

 エリア別に貸家の住宅着工数を見ると、東京都と23区の各年の増減は相関していることがグラフから読み取ることができます。世田谷区の供給傾向も東京都や23区の増減と似たような動きを見せています。東京都および世田谷区の着工数は2011年、2012年と増加傾向にあるものの、 2013年には増加傾向が緩やかになっており、世田谷区の供給も2014年は若干の増加に収まると推測されます。

 供給数は抑えられているものの、需要のやや多い世田谷区は競合物件のなかから入居候補者にできるだけ早く選ばれる物件であることが安定した不動産経営を目指すうえで他のエリア以上に求められるといえます。
 

三軒茶屋_住宅着工数の推移
 

三軒茶屋_人口推移

 

[まとめ]

 世田谷区は、区制100周年にあたる2032年までに、区の面積の1/3にあたる33%をみどりにしよう!と「世田谷みどり33」という緑化プロジェクトに取り組んでいます(平成18年度「みどり率」25.56%)。そうした環境整備事業を大きな柱に、「三軒茶屋」駅前では、老朽化が進んだ木造住宅密集地の防災対策と土地の有効利用を目的とした再開発が検討されています。また、駅から徒歩5分の昭和女子大の南に広がる都営アパート団地の老朽化による建て替えを含めた周辺エリアの街づくりが検討され始めており、行政、住民、大学が協力関係のもと、地区計画の策定に向けてワークショップや検討会が行われています。具体的にかたちになるのはまだ先になり、不動産にどのように影響するかは未知数ですが、より街の魅力を高める取り組みとして、今後も期待できるのではないでしょうか。

<ポイント>
・「住みたい街ランキング」上位常連、若者に人気のオシャレなまち
・高く安定した相場賃料と、物件数もニーズも多い活発な賃貸市場
・区、住民、学校法人など積極的なまちづくりへの関わりと将来性

 

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