歴史と散策のまち『千駄木』

歴史と散策のまち『千駄木』

01_夕焼けだんだんから続く谷中銀座商店街

エリアレポートVol.6では歴史と散策の街「千駄木」をご紹介します。

「千駄木」は東京23区のやや北寄り、「文京区」に位置しています。「文の京」という区の名前のとおり、古くから多くの教育機関、出版社、印刷会社などが集まっていました。多くの教育機関が集まるとともに多くの文人も暮らすようになり、「千駄木」には現在でも夏目漱石や森鴎外の旧跡が残っています。

「千駄木」は近隣の「谷中」「根津」とあわせて、頭文字を並べた『谷根千(やねせん)』という愛称で親しまれています。街には昔ながらの風情と雰囲気があり、寺社や文化財が点在した下町情緒あふれる地域です。その街並みの中でも「谷中銀座商店街」は特に有名で、細い道の両脇に商店やスーパー、惣菜店など、昔ながらの小さな商店が軒を連ねています。庶民的なお店が多く、地元住民はもちろん、休日には散策や買い物で訪れる方で賑わいます。
 その他にも「芸工展」などのアートイベントの開催や古い一軒家を活かしたカフェ、古民家の風情を感じられる長屋の賃貸など、若い世代に親しまれるコンテンツが近年充実しはじめ、若者からも注目を集めています。

 

 

02_谷中銀座商店街

 

また、「千駄木」は猫が多い街としても有名です。谷中銀座商店街を登ったところにある美しい夕焼けが見られることから名付けられた「夕焼けだんだん」、桜の名所としても知られる「谷中霊園」など、町中の至るところで猫を見ることができます。お昼寝をしていたり、散歩をしていたり、どの子も「千駄木」と同じでのんびりとした雰囲気です。

03_千駄木の猫

 

その独特な魅力からTVや雑誌の街特集で取り上げられることも多く、若者からお年寄りまで、幅広い層から支持を得ているエリアです。

地下鉄とJR利用でアクセス良好!

 「千駄木」駅は東京メトロ千代田線を利用でき、「大手町」「日比谷」「霞ヶ関」「赤坂」などのオフィスエリアにダイレ クトにアクセスできるため、交通の便がよい路線です。 また、「千駄木」駅はJR山手線と東京メトロ南北線の中間 付近に位置するため、住む場所によってどちらかの駅を徒 歩圏で利用することができます。「本駒込」駅からは東京メ トロ南北線を利用することで、「飯田橋」「四ツ谷」「麻布十番」「白金」などへの移動が便利。「日暮里」駅からはJR山手線・京浜東北線を利用できるため、都内のターミナル駅は もちろん、「大宮」や「横浜」といった埼玉・神奈川のターミ ナル駅にも乗り換えなしでアクセスできます。さらに京成線を利用すれば「成田空港」へも36分で直行!一帯でみると、たいへん利便性の高いエリアとなっています。

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