【年代別】持ち家vs賃貸の割合は?

【年代別】持ち家vs賃貸の割合は?

【年代別】持ち家vs賃貸の割合は?

引越しや結婚のタイミングで次の住まいを考える時、家を購入するか賃貸のままでいくのか悩む人も多いでしょう。そこで、年齢別で持ち家vs賃貸の割合を調べてみました。参考にしてみてください。

年齢別の持ち家率

まず30代では、1988年には約50%が持ち家比率でしたが、総務省統計局が発表した現在最も新しいデータ(2013年)では35%強という数字になっています。40代では、1988年に約70%だったのが、2013年には60%を割り込んだ結果となっています。
さらに50代は、1988年には80%弱、2013年には70%強と落ち込んでいます。そして、60代では1988年と2013年は大差なく約80%が持ち家です。
すべての年代を見ても、持ち家率が減っているのは一目瞭然です。定年が近い60代になると年金収入になる前に持ち家を購入する傾向があるようです。

都道府県別の持ち家の比率

総務省統計局の最新データ(2013年)を見ると地域によって持ち家率が異なります。持ち家率は高い順に富山県79%、秋田県78%、山形県77%、福井県77%、新潟県76%の日本海側の5県です。
逆に持ち家率が少ないのは東京46%、沖縄48%、福岡54%、大阪54%、北海道58%です。日本海側の持ち家率が高く、人口流入が多い都市部は持ち家比率も低いということがわかります。

年齢別の持ち家所有に関する意識

【年代別】持ち家vs賃貸の割合は?

最近は持ち家志向が低下していると言われています。2013年に国土交通省が調査した「年齢別の持ち家所有に関する意識」を見てみると、20、30代の約13%が賃貸派となっています。数字自体は低いものですが、1998年の調査時に比べて約4%高い数字となっています。身動きのしやすさからも賃貸派が増えているのでしょう。

23区の世帯年収・年齢別の持ち家の比率

総務省統計局の住宅・土地統計調査データからも世帯年収が高いほど持ち家率が高くなっています。34 歳未満で持ち家率が50%に達しているのは世帯年収が2,000万円以上の層、35~44歳では700~1,000万円未満の層、45歳~54歳では500~700万円未満の層となっています。住宅を購入する際には、やはり最初にまとまった頭金が必要です。そのため、年収の高さとのつながりも強くなります。自身の年齢と年収を当てはめて平均と比べてみてはいかがでしょうか。

ローンの完済時の年齢

各金融機関が設定する完済時年齢は75歳~80歳と決められています。年収に対して年間のローンの割合は30%~35%程度に抑えましょう。持ち家を考えた際には、完済時のことを考えて無理ない返済計画を考えてみると良いでしょう。今後、持ち家か賃貸かで悩んでいる人は、上記の平均的な数字と比べてみてはいかがでしょうか。

 

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