不動産テックに必要なものとは?

都市と価格変動

 金融とITの融合である「フィンテック」に続く言葉として、「不動産テック」(リアルエステートテック)という言葉が浸透しつつあります。
 新しい言葉が生まれるとき、中身がよくわからないままに言葉が先行して広まる現象は、ビジネスやテクノロジーの分野でしばしば発生します。言葉が広まった後に、具体的なサービスや製品に出会う機会が増えて、「ああ、これが○○なのね」となります。
 「不動産テック」もそのうちの一つとなるかもしれません。「不動産テック」あるいは「リアルエステートテック」という言葉が定着し、今後もずっと使われるようになるかは分かりませんが、今後の不動産取引において、「不動産」と「テクノロジー」の融合はますます進むことは間違いありません。不動産とITの融合は不可逆的なトレンドとなるでしょう。

いま必要とされている不動産テック

 不動産テックとは、不動産取引にITの技術を取り入れることです。そこで大事なのは、不動産に関するどの分野に、どのようなIT技術を融合するのか、ということです。
 不動産の物件情報をネットで検索して見ることができる。現地に足を運ばなくても外観と内装がバーチャルに閲覧できる。それも不動産テックの一つです。しかし、それは従来の不動産ビジネスを「便利にした」という水準にとどまります。
 いま必要とされている不動産テックは、「便利になる」という次元を超えて、「テクノロジーがなければ実現しないこと」を実現することです。

アイのないテックなんて

 不動産テックで鍵になるのは、「情報」です。ITをI(インフォメーション:情報)と、T(テクノロジー:技術)に分離したとき、現地に足を運ばなくても外観と内装がバーチャルに閲覧できるのは、Tの進展によるものです。
 一方、これから必要とされるのはIの分野です。つまり、不動産に関する「情報」です。アイのないテックは単なる「便利だね」で終わってしまいますが、人工知能や機械学習といった技術を使って価値のある情報を引き出すことができれば、不動産取引のカルチャー自体が大きく変わります。
 たとえば投資を検討している物件の適切な賃料水準はいくらか、10年後、20年後の賃料はどうなるか、いま30年のローンを組んで購入し、25年後に売却したら、そのときの物件価値とローンの残債はどちらがどのくらい多いか・・・

 このような投資家が真に必要としている「情報」が不動産テックの肝です。テックは技術であり、それだけでは完結しません。技術を使って「価値のある情報を導き出せるか」、それが不動産テック企業の明暗を分けるでしょう。

不動産テックとしての情報と技術

 人工知能による機械学習や統計解析の「技術」を使って、価値のある「情報」を引き出したものが「駅カタログ」です。たとえば、年数が経つと賃料が減りやすい駅なのか、リノベーションを施して賃料アップが狙える駅なのかといった駅特性を「定量的に」開示しています。また、一定の条件で揃えたモデル物件について賃料水準はいくらか、将来の賃料はどうなるかまでも、駅ごとに示しています。
 駅カタログは不動産のビッグデータから、機械学習で情報を導き出したもので「テクノロジーがなければ実現しないこと」の一つの姿です。

 駅カタログは不動産テックのほんの始まりにすぎません。
 これまで複雑で不透明だった不動産の投資分析を、リーウェイズでは自社開発の人工知能Opus(オーパス)によって明らかにします。

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賢い不動産投資を始めよう

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2016年4月21日 2:29 PM カテゴリー: 不動産投資

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