不動産投資を検討するにあたって最初に悩むことは、新築物件と中古物件のどちらを選ぶかということではないでしょうか。そこで今回は、新築と中古それぞれのメリットとデメリットについてお伝えします。
新築物件のメリット
新築のメリットは、やはり高い家賃をしっかりと取れることでしょう。利便性の良い場所であれば、空室リスクを抑えることもできます。中古のように大きな修繕費用がかからないため、当分の間はまとまったお金がかかりません。10年、20年後の将来的な修繕に対して、始めから計画的に積み立てることができます。
また、新築であるということで金融機関からの物件の評価が高くつけられることから、90~95%の融資を受けることができます。つまりその分、最初に頭金として支払う自己資金を少なく抑えられることもメリットです。
新築物件のデメリット
中古物件と比べ物件価格が高いことが新築物件のデメリットです。その分、利回りも低くなります。年数が経過すると徐々に家賃が下がることを負担に感じる人もいるでしょう。不動産投資に対して手間や時間をあまりかけたくない人にとっては、新築が魅力的なのかもしれません。
中古物件のメリット
中古物件のメリットは、新築物件と比べて物件価格が安いことでしょう。利便性の良い立地であれば、中古でも家賃の下がり幅が緩やかです。利回りの高い物件が多いことも中古物件のメリットです。ただし、立地が良く、利回りの良い物件は人気があるため、なかなか市場に回ってこないという側面があります。
中古物件のデメリット
物件価格自体は新築よりも安いですが、中古物件は修繕やリフォームにお金がかかるというデメリットがあります。一般的に15年経った物件は何かしらメンテナンスが必要になると言われています。しっかりした管理会社であれば、修繕計画もしっかりたてられていますが、途中で管理会社が変わっているとうまく引き継がれていないこともあります。修繕積立金の金額が新築と比べて高いこともデメリットです。
また、新築と比べると金融機関からの融資が受けにくいため、自己資金が多くかかることになります。なるべく価格を抑えて購入し、自ら物件のメンテナンスやリフォームを手がけたい人は中古が良いかもしれません。
自分にとってメリットがある物件を
新築物件、中古物件どちらにもメリットとデメリットがあります。不動産投資を成功させるためにどちらにも共通する条件は立地が良く、人気がある物件を選ぶことです。自分にとってよりメリットが多い物件を選んでください。