判断基準を知ろう! 物件を売却するタイミング

判断基準を知ろう! 物件を売却するタイミング

判断基準を知ろう! 物件を売却するタイミング

現在は預金をしてもほとんど利子がつかないため、資産形成のひとつの方法として不動産投資が大きく注目されています。不動産投資を考える上で、「購入」「運営」「売却」のどれも重要な要素ですが、中でも物件を売却する際にはさまざまな角度からタイミングを判断する必要があります。ここでは、物件を売却するタイミングについてご紹介したいと思います。

物件価額が高騰しているとき

単純に考えると、物件価格が高騰している時は、保有している物件を購入した時の金額よりも高値で売却することができるので、大きな利益を生み出すことになります。しかし、物件を購入したばかりの方であれば、不動産購入時の残債が多く残っているだけではなく、譲渡所得税が多くかかることを考慮する必要があります。
物件を売却せずに5年の保有期間を超えた場合、譲渡所得税を抑えることができますが、長期間物件を保有し続けることで建物が老朽化してしまうため、購入時よりも安く売却しなければならないというリスクが伴います。
物件価額が高騰しているタイミングを生かしたい場合には、残債が少なく、譲渡所得税を抑えることができる5年を経過したばかりの物件であることが望ましいでしょう。

融資の審査が通りやすいとき

判断基準を知ろう! 物件を売却するタイミング

不動産を購入する際、融資を利用して購入することがほとんどです。融資を通して不動産投資に必要な資金を手にしやすくなる時期は、それだけ不動産の購入を実現しやすくなります。銀行の決算を迎える時期などは、融資の審査が比較的通りやすくなると言われていますが、このような時期は不動産の需要が高まる時期でもあるため、売却の良いタイミングとなるでしょう。

国の税制に変化があるとき

不動産投資に大きな注目が集まる中で、不動産投資を始めたいという人が増えれば、それだけ需要が高まることになります。このようなタイミングで、国の税制に変化が起こると、不動産の購入を考えている方の背中を大きく押すきっかけとなるかもしれません。

たとえば不動産の購入を迷っている方がいたとすると、消費税が上がることが決定した場合、消費税が上がる前に物件を購入しようとするでしょう。つまり、消費税が上がる直前は、不動産を売却する良いタイミングだと言えます。

不動産投資は、リスクの高い金融商品に比べ安定した利益を見込めるものとして人気があります。不動産投資をしている方の中には、物件の売却のタイミングに悩んでしまう方も多いと思いますが、上手にタイミングを見計らうことで、リスクを抑えながら利益を生み出すことができます。

 

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