新年明けましておめでとうございます。
新年にあたり、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
リーウェイズオンラインは、昨年1月19日にスタートしました。以来、昨年末までに175本の記事を配信することができ、おかげさまで記事数も訪問者数も順調に延びています。
今回は、昨年の記事の中から人気の高い記事をピックアップしてご紹介します。
□■ リノベーション記事 ■□
不動産投資に関連した記事として、リノベーションに関する記事が人気を集めました。
不動産の価値を引き上げるためには、単なるリフォームではなく、「リノベーション」という考え方を取り入れる必要があります。リフォームとリノベーションの違いを分かりやすく解説した以下の記事がよく読まれました。
⇒ 『便乗する不動産会社に騙されないために…リノベーションの本当の意味をわかりやすく解説』
「リノベーション」は、言葉としては聞いたことがあるものの、実際にリノベーション物件とはどういう感じなのか、イメージがつかみにくい方もいるかもしれません。そのような方には、リノベーション物件の写真を見ていただくのがいいでしょう。それが以下の記事です。
⇒ 『新築よりも綺麗?人気のリノベーション物件ランキングTOP10…行列のできる物件の内装を大公開』
□■ Airbnb(エアビーアンドビー)・民泊 ■□
最近特にアクセスが増えているのが、Airbnbを始めとした民泊の記事です。
Airbnbに興味のある方がまず気になるのは、旅館業法との関係や規制緩和に関する事でしょう。次の2つの記事は、Airbnbの法的な問題を踏まえてAirbnbの運営代行について書いてあります。なお、現状、Airbnb利用による部屋の提供は、政府や規制諸官庁から確固たる法的な見解が示されている状況ではない点には留意が必要です。
⇒ 『不動産投資収益アップの新手法 Airbnbの運営代行サービス比較!』
⇒ 『Airbnbの運営代行を選ぶときに、絶対に外せない3つのポイントとは?』
旅館業法との関係が整理されていない中で、2015年10月20日に行われた第16回国家戦略特別区域諮問会議において、安倍首相は「旅館でなくても短期に宿泊できる住居を広げていく。」と明言しています。次の記事は、民泊を巡る規制緩和の動きをまとめたものです。
Airbnbは世界各地で事業を展開しています。民泊には規制緩和を求める声がある一方で、規制の強化を求める声もあります。次の記事は世界のAirbnb事情についてです。
法的な部分はひとまず置いて、Airbnbを活用した不動産賃貸運営を考えると、そこには従来の賃貸用不動産とは違った、「オペレーショナルアセット」としての不動産を考えることができます。
2020年のオリンピックが東京に決まったこともあり、訪日外国人旅行者数は急増しています。気になるのは、オリンピック後の訪日外国人旅行者数の動向でしょう。
⇒ 『Airbnbが流行る理由は?東京オリンピック後は?』
□■ 不動産の分析(不動産テック) ■□
「不動産ビッグデータ」を使った投資分析や、不動産とITの融合である「不動産テック」に関する記事です。
これまでの不動産投資は、勘と経験と度胸の世界と言われてきました。しかし、最近ではデータが重視されるようになっています。
⇒ 『不動産ビッグデータを活用した投資分析 1都3県 利回りマップ』
次の記事は、データを活用した分析例です。礼金の水準は大家さんとテナントさんの力関係を測るひとつの目安になります。
⇒ 『不動産ビッグデータを活用した駅分析 礼金の取りやすい駅はここだ!』
データにもとづく分析を行えば、将来の賃料や将来の物件価値も推計できます。将来の予測ができると、投資のトータルな利回りを捉えることができます。以下の記事は、表面利回りを卒業する投資家に向けた記事です。
⇒ 『不動産ビッグデータを使った投資分析 投資家に「真に必要な」利回りとは?』
データにもとづく判断が重要な一方で、不動産投資でも、金融資産への投資でも、データだけに依拠するのは危険です。やみくもにデータを活用することの問題点は、次の記事をご覧ください。
□■ 世界の不動産 ■□
世界の不動産事情や国際的な視点からの記事も人気があります。
日本では、取引金額の「3%+6万円」に消費税をかけたものが手数料の上限です。次の記事は世界の不動産仲介手数料を比較したものです。
ここ数年、海外不動産投資を検討する方が多くなったという印象があります。しかし、安易な気持ちでの海外不動産投資は危険があります。次の記事は東南アジアの建築の質など、気が付きにくいポイントに触れた記事です。
日本人が外国の不動産に投資するのとは逆に、外国人が日本の不動産に投資することもあります。次の記事は、為替の動きとの関係から外国人投資家の目線で日本の不動産を見たものです。
⇒ 『外国人投資家の目線で見ると、日本の不動産が割安に見えるのはなぜ?』
海外の投資家が日本の不動産を購入するのは、日本の不動産会社が海外投資家に積極的に営業をかけていることも背景にあります。また、投資家層によってキャピタル狙い、インカム狙いに分かれています。
⇒ 『国内不動産価格がリーマン前水準回復…外国人投資家が注目する理由』
□■ オリンピック・パラリンピック関連 ■□
2020年の東京オリンピックに関連した記事も注目されています。
東京オリンピックが終わった後の不動産市況への関心が高まっています。おおむねオリンピックまでは経済成長が続き、その後は不況になるという意見が多いのですが、果たしてどうでしょう。
2012年のロンドンオリンピックの事後評価レポートでは、オリンピック開催前後の産業別の雇用誘発数を発表しています。その中で、不動産業はオリンピック需要でも雇用は増加しなかったとあります。日本、特に湾岸地域のマンション開発に関する記事です。
⇒ 『アフターロンドン五輪から考える、東京オリンピックの不動産需要の落とし穴』
オリンピック関連では、斬新なデザインの新国立競技場の建設案は白紙撤回されました。建設費が2,500億円近くに膨らんだことが主な理由ですが、では、2,500億円でどれだけのマンションが買えるかを試算しました。
□■ J-REIT ■□
不動産投資とよく比較されるのが、J-REITへの投資です。
J-REIT投資は仕組みが「わかりにくい」と感じている方も多いのではないでしょうか。J-REITとは何か、J-REIT投資とマンション投資とはどう違うのかについて説明したのが次の記事です。
J-REITへの投資は、マンションなどの実物不動産投資とは違った視点が必要です。そのうちの一つがインプライド・キャップレートと呼ばれるものです。
⇒ 『J-REIT市場の過熱感が分かるインプライド・キャップレートとは』
長期にわたって安定した家賃収入を得ることは、不動産投資で大事な点です。賃料負担能力の高い人が多く住む場所にJ-REITも多く投資しています。
REITは、企業が保有している自社ビルをREITに売却することで、不動産の所有は投資家、不動産を利用するのは企業と、不動産の所有と利用を分離することができます。この点について、面白い記事があります。
以上、昨年人気のあった記事をいくつかピックアップしてみました。
本年も引き続きよろしくお願いいたします。